人気ブログランキング |

デリー・レイプ事件から1年

デリーで残虐なレイプ事件が起きてから1年が経ち
12月16日には追悼集会なども行われました。
レイプ事件の取り締まりの甘さが指摘されているインド、
昨年の事件をきっかけに、レイプに関する裁判が
ファスト・コートで行われることが増えたといいます。
(通常の裁判だと3~4年かかることはざら。)

それまではレイプを訴えたとしても警察署での書類作成で
警官から「裁判になっても勝ち目はないから取り下げれば?」
などと言われたり、その場で侮辱されたりすることが多く、
たとえ裁判に持ち込んだとしても、有罪率は26%程度だったのです。
c0339249_00005431.jpg

新興国の一角として経済的にも上向きで、存在力を高めているインド。
けれども貧富の差、教育の有無、多様な宗教観念、
カースト制度も複雑にからみあい、特に
女性の人権を尊重する国民の意識は
かなり低いと言わざるを得ません。

ニューデリーは特に、Eve Teasing(女性をからかう、触るなどの
女性に対する性的いやがらせ)が多いと、ここに住むものにとっては
まったくありがたくない評判があるのです。
(肌の露出の多い服は着ない、生足を見せない、など
自衛手段が必要であることは無論。女の子のいる家では
男性のお手伝いさんは雇わない、などインド人家庭も
ちゃんと自衛策を講じています。)

公式統計によると、インド国内の強姦事件は
過去40年で10倍近くに増えています。
ニューデリーだけでも11年の報告件数は572件、
12年は600件を超していたとのこと。
この数字もも氷山の一角でしかないと思っています。
c0339249_00005586.jpg

女性に対する偏見は、インド社会に根強く残る家父長制に
あるのではないかとの意見もあります。
つまり、男性第一、女性は二の次・・・・というあからさまな差別観念。

そして、教育を受けていないことによる無知が
追い討ちをかけ、人間としての尊厳・権利など
当然あるべきものが無視されていく。負の連鎖です。

これを断ち切るには、国をあげての教育の徹底、
貧困層へのアプローチが必要である、というのは
誰もが周知の事実。でも国ができない、やれてない部分を
各国のNGOがカバーしているのが現状です。
インドがNGO大国、と言われる所以のひとつでもあります。

まずはなにか、女性の教育普及のために
プロジェクトを形にすることから。
私の来年の目標のひとつです。

(画像は本文とは関係ありません。
南インド、ヴィジャヤワダ郊外の女子大近くで。
ほとんどの子がお父さんのバイクで通学していました。
頭に飾ったお花と、バイクの後ろで試験勉強中の子が
印象的だなぁと。)

今日も 応援クリック ポチっと↓↓ お願いします。
c0339249_23552885.jpg

by neelkamal-archive | 2013-12-18 00:28 | 青蓮日記


<< さようなら そして ようこそ 冬本番@デリー >>