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インド・結婚式までのあれこれ

インドの結婚式は派手派手~というのは皆様もお聞き及びの通り。
毎年ディワリ前後から結婚式の招待状が届き始めます。
招待状も金、銀、赤などおめでたい色使いで色々な形式があり
眺めるだけでも楽しいもの。
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私たち日本人にとっては、儀式のどれもこれも
珍しいものだらけ。2回シリーズでインドの結婚式事情を
のぞいてみましょ~(勝手にシリーズ化するなよ~って???)
(今日の記事は長いので、全部読みたい方は、右下のMore・・・・
クリックしてくらさい。)

インドの結婚の一連の儀式・・・・
花嫁側から招待されるか、花婿側の招待か、普段の付き合いの
度合いによってどの儀式から参列するかが決まります。
(注:ここで紹介するのはパンジャビ・北インド風の結婚式の場合です。)

お見合い記事
インドの新聞、日曜版には必ず「Matrimonial」というページが少なくとも10ページほど
あって、色んな項目別に分けられています。出身地・共通言語・学歴・カーストなどなど。
一人一人売りこみの台詞がふるっていて、じっくり読むのが趣味になっている私。
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「当方身長165センチ、スリムで色白なグジャラート出身25才女性。。学歴のある長身で
年収○○以上の男性を求む。連絡は○○新聞私書箱○○へ」
「アメリカ在住のNRI男性、コンピューター技師、178センチ、パンジャビ出身。
家族はルディアナ在住。英語に堪能で色白美人のパンジャビ女性求む。
カースト問わず。連絡はルディアナの両親へ」などなど。
内容は結構具体的で、「え~、自分のことこんなに褒めてるよ~」というものもあり。
カースト廃止とは言いつつも、ここではモロにカーストまで書いてあるのがインドの矛盾。
実際に新聞記事で結婚が決まった人が多いので侮れないシステムなのです。
もちろん「近所のおせっかいおばちゃんの口利きで」なんていうのもありますが、両親が
とても真剣に子供の結婚に口だしするのがインドの常。恋愛結婚はまだまだ比率が
低いのが現状です。(恋愛と結婚は別物だって、割り切っている若者も。)

婚約式
めでたく話がまとまったら、すぐに「婚約式」と相成ります。
これは双方の親族一同の顔見せも兼ねているのです。
男性から女性へ婚約指輪や金製品が、女性から男性へはスーツ生地や
これまた金のネックレスなどが贈られます。
父親から父親へ、母親から母親へ、叔父から叔父へ・・・と延々
ギフト交換が続くのもこのとき。

花嫁側の準備
ダウリ《持参金》は法律で禁止されたとはいえ、結婚式関連となると花嫁側の負担大です。
「娘3人持つと家が潰れる」とは日本でも言いますが、インドは準備すべきものが多くて
本当に大変です。まずは金製品…タゴール映子さんの著書「嫁してインドに生きる」に
出てくるように「金の腕輪ひとつも持たない嫁なんて…」と言われることのないように
嫁入り道具として金を選ぶ女性とその家族の真剣な眼差し…インドに金や宝石を扱う店が
多いのも頷けます。ネックレスとイヤリングのセット・チュ−リ(腕輪)セットなどなど…
ヒンドゥ教徒の場合には、既婚の印となる金+黒のビーズでデザインされた
「マンガル・スートラ」というネックレス↓も必需品
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(花婿もお母さんや姉妹に「結婚式で向こう(花嫁側)にひけをとらないように」と金のセットや
新しいサリーを購入したりするのです。参列の親戚達の分まで、女性にはサリー、男性には
スーツ生地を贈る習慣があるので、双方ともに結婚前はお金に羽根が生えて飛んで行く~~)

それからお次は結婚式のサリーまたはレヘンガ・チョーリー。
これも品揃えのよい店で次から次に見せてもらい
それでも決まらなければ次の店へ…何せ一生に一度のことですから。
赤や金糸銀糸、ビーズを使ったものが結婚サリーの定番ですが、
家によって「赤」のシェードが決まっていて朱赤・真紅・マルーン(えんじがかった赤)
などなど様々。花嫁はその他にも「新婚さんらしい」シェードの
サリーやパンジャビスーツを買い込むのです・・・・

結婚式サリーやレへンガチョ−リを扱う店はたいていが
一面布団のようなふかふかマットレスがひいてあり、選ぶ側は
ゆったりと座って(または寝転んで)時間をかけて選べるシステム。

あんまり一杯見せられて、訳がわからなくなることもあるので
いくつかピックアップしてから家に借りて帰り、家族親戚とじっくり
相談してから決めることも可能です。
サリーまたはレへンガチョーリーが決まったら、すそ上げやふち飾りをつけてもらったり、
ブラウスを縫ってもらうのにテーラーに行ったりで大忙し。
披露宴を何日かに分けて行う場合にはその都度サリーやレへンガチョーリを
着替えますから、必要数を選ぶだけでもクラクラッ…
お次は靴も!!きらきらライニングつきや金銀の靴が売っていて、「シンデレラ」もびっくり。
おまけに嫁入り道具としてのサリーやおよばれ用のパンジャビスーツなども新調するので
花嫁は買い物だけでもヘトヘト。インドで結婚するのは体力勝負なのです???

本日の続き<画像あり>はMore・・・・をクリックしてちょ。

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レディースサンギートとメヘンディ
結婚式前に花嫁を囲んで女性が集まって歌や踊りで賑わうのが「レディースサンギート。」
ここで親戚の女性たちに金製品やサリーなどのお披露目をして、わいわいおしゃべりに
花が咲きます。メヘンディワラも雇われて、女性にメヘンディを施すのもこのとき。

お式の前日は花嫁は自分の持っているサリーやパンジャビスーツの中で、「綺麗なもので
人にあげても良いもの」を着て、メヘンディに挑みます。
(手足で何時間もかかるので「挑む」という表現がぴったり!?)
孔雀やマンゴなどのめでたい模様の中に、各所に小さく小さく
①花婿の名前のアルファベットがちりばめられます。
終わったらレモンと砂糖をまぜたものをコットンにひたしてメヘンディにぴたぴた付けます。
そうすると色がきれいに残ると言われます。
一晩はこのままで、最後の晩餐はメヘンディがとれてはいけないのでお母さんに食べさせて
もらったり。(朝起きたらメヘンディがポロポロと落ちていてねずみの糞状態。)
式当日、親族や招待客は「メヘンディ見せて~!」と花嫁の手を取ります。メヘンディの色が
濃ければ濃いほど、「お姑さんから可愛がられるお嫁さん」なんだって。

花嫁用のチューリ(腕輪)
12本セットになっている赤い腕輪、両端に白がセットされたものが花嫁用。
1セットまたは2セット重ねつけする場合もあり、両手分を準備します。
チューリの赤の色もサリーと同じく家によってシェードが決まっています。
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結婚式当日、チューリのプージャの際には腕輪は「牛乳」にひたされ、
お坊さんが容器から取り出すまでは花嫁に見せてはもらえません。
花嫁の友人たちはこの儀式に招待され、鉄の腕輪に
きらきらの飾りを結び付けます。
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この飾りが多いほど友人も多く、祝福されたということ。
あわせて、台所用品などのミニチュア飾りのついたひも製腕輪
を②「かた結び」で足首や手首に・・・・・・さてその理由は??
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インドでは多くが「お見合い結婚」状態ですから、結婚式当日まで
花嫁・花婿がお互いに触れることはないわけで
①花嫁の手のメヘンディの模様から、自分(花婿)の名前を探し出すには
「手をとり」、触れ合うわけで
②かた結びにされた紐を、足首から解くには、足を触ることにもなるわけで
・・・・お互いが少しずつ慣れるように、ゲーム感覚でのスキンシップが
はかられているのですよ。ま~、初々しいこと!!!

赤白セットの花嫁腕輪は結婚後1ヶ月(地域やカーストによっては3ヶ月)何をするときも
はずしてはいけません。新婚さんの間は花嫁は家事、特に水仕事はしなくて良いと
言われています。チューリの塗りがはげたりすると「あの家では嫁をこき使っている、結婚して
すぐから水仕事させてるからチューリの色が剥げてるよ」なんて噂されたりするのです。

結婚式当日
花嫁側は午前中に前述のチューリの儀式・プージャが行われます。
それが終わると美容室へ!!人気のある「花嫁」専用メークアップ・ヘアアレンジのできる
美容師さんは予約がとりにくいので、みんな前もって評判を尋ねまくり、友人知人のつてで
これは!!と思う人に予約を入れます。
事前に着用するサリーを見せて、それに合わせてメークとヘアアレンジ。

ばしばし逆毛をたてられて、あれよあれよという間に
「お~!!ボリウッドスターもびっくり!」の髪型に。
持参した花飾りをつけて髪が整ったら今度はメーク。
「うお~!!そんなにアイライン入れるんかい!おいおい、マスカラだまになっとるでぇ」
という暇もなく、てきぱきと片付ける美容師さん。
メークの仕上げはビンディ。これも手描きで鮮やかなデザインを
あっと言う間に作る技術に驚愕。その間にアシスタントがやってきて
手足をマッサージされ、マニキュア・ペディキュア。
ふぅ、終わった!と一息つく間もなく、『お立ち台』に上がって
今度はサリーの着つけ。流石にプロだけあってそのサリーの
柄が一番綺麗に見えるように着せてくれるのでありました。

花嫁が着つけをしているその頃…

花婿側はテント張りの会場でプージャ。
セヘラ・バンド・セレモニーです。
家族の年長者たちが花婿にターバンを巻いたり、銀の頭飾り(セヘラ)を巻いたり、
お金がいっぱいついた首飾りをかけたり…とこれまた忙しい。
日がとっぷり暮れたら親族は結婚式会場に移動します。
まずはスナック類や飲みもので一息ついて、白馬にまたがった
花婿の準備が整ったら近しい親族は踊りながら会場に入場!!
馬だけでなく、ラクダや象を手配することも可能!!インドの
結婚式はなんでもあり!!!??
派手派手に飾られた玉座(?)で花婿はしばし歓談。
花嫁の登場を今や遅しと待つのです。

さて、ようやく準備も整ったところで・・・・・・・
当の結婚式については明日の記事でね!!

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by neelkamal-archive | 2009-11-03 16:28 | インドの摩訶不思議


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