先日日本から遊びに来てくれた友人たちが、名言を残して帰りました。
それが私の頭の中でぐるぐる回り、反芻して思い出しては笑っています。 その名台詞・・・・・「インド人女性の輪切りは丸い」 まさに!って感じなんですよ。 言いえて妙・・・・名言の極地! 図にしたらこんな感じ(わざわざ図解するなっちゅうに!) インドの服飾を語るとき、サリーとパンジャビスーツは欠かせませんが サリーのブラウスも、最近でこそ色んなヴァリエーションが出てきたものの (デザインサンプルはココで見てね)、ブラウスお誂えに細かく採寸はしても 高級なお誂え服対応ブティックでもない限り、いまひとつフィット感の悪い ブラウスしか出来上がりません。バストトップに向かって、脇下から2本 アンダーバストから2本のダーツが寄せられているのが基本形。そして インドらしいなぁと思うのは、将来太ったときを想定して、やたらと 脇に予備布がとってあること。結婚前と出産後の体系をどちらもカバーできる ような、両脇3~4センチずつの縫い代があるのです。つまりアンダーバストが 15センチくらい太くなったって、同じサリーブラウスで対応できるのよ。 パンジャビスーツも、これまたデザイナーズブティックで作られているものや オーダーもの以外は「平面裁断」です。ダーツはとってないのです。 だから既製品だと胸がぴったりでもウエストラインが「ぶかぶか」だったり。 これがわたしたち日本人にはなんだか着にくいんだけど、前出のように インドの女性は「輪切りが丸い」ので、平面裁断でも格好良く決まるのだ。 ジーンズにクルタをあわせて着てると、前部分が股間にどんどんはさまって ・・・・という経験をなさった方もあると思うのですよ。それも私たち 日本人は輪切りが平たいから、(お腹が出てないから)胸から下がった 前布が、もろに腿まで下がっているからこそ、生じる現象なわけで。 こんなことばっかり考えているから、既製服を見る目は厳しくなるのです。 市販のものの中で、立体裁断が多いのはAnokhiの商品。メイン・デザイナーが イギリス人だから、外人目線で作られているおしゃれな物も多いよね。 値段のわりに価値があるのはFab Indiaだと思います。特に木綿のクルタ類はね。 某おしゃれなマダム御用達のインド服(名前は出さんがGKにある)は、 平面裁断な上に布幅がぎりぎりしかとってないので、見た目はすご~く 良くても着心地が悪い。つまり下図右側のように、裾幅が十分にとってないのよ。 クルタの首周りも小さいので、つっこし衿になるのよ。 ・・・・とまぁ、日々こんな分析をしたりして、時間はどんどん過ぎていくわけですな。 いかんいかん、家事も子育ても仕事も、せないかん! (注訳:せないかん/博多弁=しなくてはならない) 人気blogランキングへ
by neelkamal-archive
| 2007-08-17 14:20
| ファッション
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