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聖なる木

インドでは「おまつりごと」に欠かせない聖なる木があります。
トゥルスィという名のそれは、どこのインド人家庭にもたいてい1本
庭の中心や祭壇の近くに植えてあったり、植木鉢に植えられていたりするもの。
日本語では「神目箒」(かみめぼうき)と言う名前。
聖なる木_c0339249_15470409.jpg


これ、要するに「バジル」の一種なんですよね。
バジルといえばあ~た、「イタリア~ン」でしょ・・・・って
まだ「イタリアン」にこだわっています。
葉っぱをちょいとちぎってピザに、いやパスタソースに・・・
な~んて罰当たりなことを考えてはいけませんです。

ガンガーとサラスワティとラクシュミの3人の女神はヴィシュヌ神の
妻であり、ヴィシュヌは3人の女神たちを分け隔てなく愛しておった。
ある時、サラスワティはガンガーがヴィシュヌに色目を使ったと言って
怒り出し、二人は喧嘩になったそうじゃ。
ラクシュミは喧嘩を止めようとしたんじゃが、サラスワティに逆恨みされ、
「地に落ちて1本の草になれ」と呪いをかけられてしまい、トゥルシーに
なってしまったそうじゃ。
・・・というわけでトゥルシーはラクシュミ女神の化身とされています。


あるとき、聖者ナーラダは神に命じられて、クリシュナ神に、
『最愛の妻ルクミニーか、クリシュナと同じ重さの金塊を天国に持ってくるように』
と伝えたそうな。ルクミニーは聖者にに金塊を渡すために、クリシュナと
金塊を秤にのせたところが、いくら金塊を乗せても秤はぴくりとも
動かなんだと。
ルクミニーが金塊の代りにトゥルシーの葉を1枚置くと、
秤はクリシュナの重さとつり合いましたとさ。めでたし、めでたし。
・・・というわけでトゥルシーは聖なる木となったわけです。

他にも種々雑多な言われ、伝承はありますが、
ヒンズー教では、この木がヴィシュヌ神やクリシュナ神に捧げられる
神聖な植物として栽培され、ヒンドゥ教寺院内でも見かけられます。

たいそう神聖な木だったわけで、バジリコソースなど連想した私は
罰当たりもんでございます~~~。
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by neelkamal-archive | 2006-08-11 22:01 | インドの摩訶不思議


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